27 December 2010

CSH #24


CSH #24が竣工しました。

良いものと出会い、長く使う。
家族と過ごす時間を一番の喜びとする。

日々を大切に暮らしてい行けば、きっとそこに幸せが訪れるはず_。
そんな暮らしを求める方と共にこの「作品」を手掛ています。

この「作品」に興味のある方は
Free Dial : 0120-593-402又は E-Mailにて
お気軽に問合せ下さい。

23 December 2010

Exhibition Winter 2010

Case Study House #24 完成見学会

開催日:12月23日〔木〕・24日〔金〕 ・25日〔土〕・26日〔日〕
時間:10:00-17:00

12月22日、日光市エリアに新聞折込広告が入ります。
詳しくはフリーダイアル/0120-593-402
又はフォームにてお問合せ下さい。

日光市で初の「作品」である、CSH #24が完成しました。

エントランス以外に開口の無い印象的なファサードに
シンボル・ツリーのあるコートを設けたユニークなプランニング
材料を統一して仕上げた美しいディティール
オーダーメイドにて製作した使い易いキッチン
空間を印象的に演出する間接照明や欧州製蓄熱暖房機等
他では見る事の出来ないくらしの提案を
是非この機会にご覧下さい。

5 December 2010

On design

先日、古い資料に目を通していた所
ドイツを代表するデザイナー、ディーター・ラムスの
言葉に目が止まりましたので、紹介したいと思います。


良いデザインの10ヵ条 [抜粋]
The Ten Commandments on Design


1. Innovative.
良いデザインは、革新的である。

既存製品の形を真似るものでもなく
単に新奇性のための新奇性を生み出すのでもない。


2. Useful.
良いデザインは、製品を有用にする。

製品は使われるために買われる。
それは、明確な目的を果たさなければならない。


3. Aesthetic.
良いデザインは、美的である。

製品の審美的側面は、製品の有用性と不可分である。
なぜなら、毎日使う製品は、私達の快適な暮らしを左右するからだ。
しかし、美しさを持ちうるのは、うまく考えられたものだけだ。


4. Understandable.
良いデザインは、製品を分かりやすくする。

さらに良いのは、製品自体に語らせることができる。


5. Unobtrusive.
良いデザインは、押し付けがましくない。

目的を果たす製品は、道具のようなもの。
装飾品でも芸術品でもない。
したがって、そのデザインは中立的で控えめで
使用者に自己表現の余地を残すものであるべきだ。


6. Honest.
良いデザインは、誠実である。

良いデザインは、実際以上に製品を革新的に
強力に、あるいは価値がありそうに仕立て上げない。
守れない約束で消費者を操作しようとしない。


7. Longevity.
良いデザインは、恒久的である。

短期間のうちに時代遅れとなってしまう流行を追わない。
良いデザインは今日の使い捨て社会における
短命のつまらないものとは大いに異なる。


8. Consequent down to the last detail.
良いデザインは、あらゆる細部まで一貫している。

何も曖昧であってはならない。
デザインプロセスにおける徹底と正確性は
ユ−ザ−への敬意を表す。


9. Environmentally friendly.
良いデザインは、環境に優しい。

デザインは、安定した環境と分別ある原材料の使い方に
貢献するものでなけれはならない。
これには、現実の汚染だけでなく視覚公害と破壊も含まれる。


10. As little design as possible.
良いデザインは、出来るだけ少なく。

少ない方がよい。
なぜなら、本質的な点に集中出来
重要でないものに悩まなくて済む。


すまいについても同じ事が云えるのではないでしょうか_。

27 November 2010

From the Hotel


今回は以前お話しした
「とても貴重でユニークな部材」について
ご紹介したいと思います。

多くの人に名が知られ
デニッシュ・デザインのアイコンともいえる
Arne Jacobsen。

簡素さと純粋さを極限にまで追及した彼は
代表作の一つである SAS Royal Hotel において
トータル・デザインを完成させています。

ここの所、話題にしている
新しい試みの中で用いた部材とは
通称 AJ Handle と呼ばれているレバーハンドルで
当時、実際にホテルで使われていたオリジナルです。

上質なホテルの部屋に入る時に得る
軽い高揚感や
オリジナルのみが持つ
歴史や存在感を
演出出来ればと思い、採用しています_。

21 November 2010

Dovetail Keys

以前お伝えしました、幾つかの新しい試みの内
一つの準備がようやく整いつつあります。

近く正式にご紹介出来るかと思いますが
今回はその試みに含まれている
「George Nakashima をスタディする」
というテーマについてお話します。

George Nakashima は木と対話しながら向き合い
家具を製作し続けたアーティストです。

彼はブラック・ウォルナットを好んで用いた事でも知られ
時を重ねる毎に美しさを増す色合い
優美な濃淡を描く木目
滑らかな肌ざわり
といった、この材の持つ美質を作品の中で表現しています。

私たちは彼の素材と真摯に向き合う姿勢を
これからの「作品」づくりに反映させたいと考え
新しい試みに向けて、その製作プロセスをなぞる事にしました。

その道程は決して平坦ではなく
完了する迄に多くの精力を必要としましたが
すまいのつくり手として私たちが成長して行く上で
数多くの示唆を与えてくれ、実り多きものとなりました。